こんにちは。50代、実家で高齢の親と暮らしているマルです。
実家ライフのリアルを、ゆるっとお届けしてます。
うちは父87歳・母83歳。
70代の頃は二人でツアーに行ってたけれど、80代になると父が出不精になり、母が少し残念そう。

この格差も残念ながら、ちょっと実家あるあるかな…
そこで今回は、50代娘×83歳母の2人ではとバスツアーに参加してきました。
6月上旬の、茨城ツアーの様子のレポートです!
👵こちらが83歳・母のスペックです!
・毎朝近所の公園にラジオ体操に出かけています。
・買い物も自分で行き、家事もします。
・食事に制限はありません。食欲もあります。
・最近少し歩幅が狭くなり、足の上りが悪くなり、つまずくことが増えました。
・嗅覚が弱くなっているようです。
実際に行ってみると、事前に予想していなかったことがあったり、「こうすればもっと良かったかな」と感じる点もありました。
高齢者とのバスツアーを考えている人の参考になると嬉しいです😊
高齢の親とバスツアー、行く前に心配だったこと


今回私が選んだツアーはこちら!



はとバスの日帰りツアーです。
🚌 今回のツアー概要
トイレ付バス・アストロメガで行く初夏の茨城めぐり!
那珂湊こぼれ海鮮丼・鉾田メロン狩りと潮来あやめまつり
【スケジュール】
🔹 都内某主要駅集合
🔹 ヤマサ水産(昼食:こぼれ海鮮丼&カニ汁)
🔹 鉾田メロン狩り(1玉狩り+1/2玉試食)
🔹 潮来あやめまつり(自由散策)
🔹 都内某主要駅へ戻って解散
【旅行代金】1人あたり13,200円
私がこのツアーを選んだ理由は、トイレ付バスのツアーだから。



やっぱり高齢者との旅行は、トイレ付きの方が安心✨
そして、以前から母と父が、



前にツアーで食べた鉾田のメロンがすごく美味しかった~
と思い出話をしていたので、もう一度食べてもらおうと思いこのツアーにしました。
ただ、この大型バスを選んだことで別の不安も…。
今回のツアーバス、アストロメガはトイレ付ですが、そのためもあるのか2階建て。
乗り降りのたびに、高齢な母も階段を上り下りする必要があります。



大丈夫かな…。
母自身にそのことを前もって相談したんですが、本人は普段階段を上り下りしているのであまり不安を感じていない様子。
けれど、そこが私の気がかりポイントでした。
乗り心地は? 2階建てバス「アストロメガ」体験記
そしてバスツアー当日。集合時間は8:20です。
無事に集合場所の駅に到着し、バスが出発しました。
こちらが2階建てバスのアストロメガです!


ツアー参加者は眺めのいい2階席に。車椅子の方は1階席を使うこともできます。
心配していた階段ですが、なんとか大丈夫そう。


ちなみに、バスに乗るにはまずステップを含め2段、そして2階席へ上がるのに6段の階段があります。なので、バスを乗り降りするたびに、合計で8段の階段を上り下りすることになります。
足元ゆったり・アストロメガの内観


二階席の一番前の席を撮ってみました。
足元ゆったり広々シートが売り。はとバス車両で最大級の座席間隔だそうです。
一番奥にはアームレストが写っています。
これについては母が、



やっぱり肘掛けがあるとラクね~
とお気に入りでした。


一番前から見た眺めはこんな感じ。他の車と比べると、アストロメガの高さがわかります。
アストロメガ・ちょっとした注意点
ゆったりが売りのアストロメガですが、意外な注意点が…💦
2階建ての分、天井が低いです!
たぶん道路法か何かで、バスは最大の高さが決まっているんだと思います。
なので2階建てにした分天井が低くなり、外から帰った母が座ろうとするたびに…



頭をどこかにぶつけるんです💦
(もしかしたら高齢だから、そういう注意も少し散漫になってるのかもしれないです)
しまいには、



バスの中でも帽子で頭を保護しておくわね
と言っている始末。母は決して背が高くないのに…



背が高い人は特に注意したほうがいいかも💧


そして、アストロメガには充電用に各席にUSB端子が付いているというお話だったのですが、こちらの端子はUSB-Aでした。
私はUSB-Cを持って行って撃沈。
私の席ではUSB端子は座席の下に付いていました。(2列目からは別の場所についているようです)
また、席の前についている小さなテーブルのドリンクホルダーは紙コップ用でペットボトルは入りません。
ここらへんは、アストロメガが外国製だからの仕様かも。
アストロメガ・トイレ事情


アストロメガは1階にトイレがついていることも売りです。
ただこちらも予想と少し違っていて、いつでもすぐに入れるかというと、そういう訳ではなさそう。


各席の上には、添乗員さんに繋がるボタンが付いています。
トイレに入りたいかたは、ここのボタンを押してまず連絡ください、とのこと。
すると、添乗員さんが安全を確認して呼んでくれるという説明でした。
基本的には運転中は乗客はシートベルト必須です。
なのであくまでトイレを使いたい場合は緊急時でお願いします、と。



入れないわけじゃないけれど、ちょっとハードルが…
ただ、やっぱりトイレがあると安心です。
その点はこのバスを選んでよかったと思います。
初夏の茨城めぐりツアー|海鮮丼・メロン・あやめ祭り
そんなこんなでバスは進みます。
この日はあまり渋滞も無く、気持ちのいい旅行となりました。



以下、思い出の数々です


第一の目的地、那珂湊のヤマサ水産さん。




昼食はここのお食事処でこぼれ海鮮丼と、カニ汁!
お刺身も厚くてとても豪華でした。
母は隣の席になった人と、蟹を分解するか話し合ってました。


食事のあとにミニソフトクリームがあるのを発見しました。
100円なのに、決してそんなに小さくなかったです。
眺めのいい席で美味しくいただきました。
旅先のソフトクリームはいいですよね。母も喜んでました。


ちなみにここでも、メロン半分+ソフトクリームはいただけるみたい。
あまり観光地をたくさん回らずに、那珂湊でコンパクトにまとめるのもありかも。
そして場所を移動し、第二の目的地のメロンのハウス「フォレストパーク メロンの森」へ。


メロン狩りは果物狩りと言っても、メロン一個を切るだけなので高齢者にもラク。
ただ、今回は天気が良かったので、メロン狩りのハウスに行くまでにそこそこ歩きました。
(雨の日や道がぬかるんでいる時だと、考慮して近場のハウスにするそうです)
こちらはメロン狩りとは別の、1/2玉の試食のメロン!





食べごろで美味しかったです
ただ、母的には、昔来た時に食べたときの方がおいしかったとのこと💧


そしてバスは最終目的地の潮来の「あやめ祭り」へ。
あやめは3部咲きとのことでしたが、きれいでした。
希望者は船頭さんが手漕ぎで操るろ舟(ろふね)にも乗れます。(別料金です)


私は母とベンチに座り、あやめを眺めながらのんびりしました。
あやめが咲いているのは、川沿いの少しだけ谷になっている場所です。
なので、そこに向かって降りるときに、母が少し突っかかることもありましたが、なんとか大丈夫でした。
そしてバスは帰路へ。
最後の最後で少し渋滞していましたが、予定時間より遅れることなくつきました。
バスを降り、最寄り駅に移動してからは、地域のバスで家に帰りました。
今回の旅の良かったこと・もっと考えればよかったこと


今回のツアーで思ったことです。



後から母に言われてあっ!と気が付いたことも
旅の良かったこと
- バスツアーは移動がラク
- トイレ付バスは安心
- メロン狩りは他の果物狩りと違って、歩きや立ちが少ない
- あやめ祭りはコンパクトな観光地
私は運転ができないのでそもそも選択肢はないけれど、両親がある程度歩けるようだったら、バスツアーの利用はラクだと思います。
移動中も母と話ができて良かったです。
けれど、ご両親の歩く速度がかなり遅くなっていて、ツアーの行動速度についていけない場合などは、個人旅行にしたほうが気疲れしないで済むかもしれないです。
また、今回選んだ観光地はそこまで長く歩く必要がない場所だったので、よかったと思います。
ただし、段差には注意です。
もう少し考えても良かったこと





そして、後ではっとしたこと…
・海鮮丼は母には不向きだった ←これ見落としました!
今回は、母が普段食事に問題をかかえてないのと、自分が好きなこともあり海鮮丼のツアーを選んでしまったんですが…、これ、ちょっと失敗しました💧
母は食べるのが早いタイプなのですが、過去に丼物を食べて3回ほど



喉につかえた気がする
といって、食事を止めてしまったことがあります。
たぶん、
- 早食い
- 丼ものでさらに食べる速度が加速
- 高齢化
によって、丼ものが喉にひっかかった気がするんだと思います。
今回は母が自分でそのことを思い出して、気を付けてゆっくり食べてくれたようで、特に問題にはなりませんでした。
よかった…。
そしていろいろなことを考えると、
場所は母に一緒に考えてもらったほうがよかった。
とも、思いました。
今回、「トイレ付バスツアー」がなかなか発見できなくて、やっと発見できたはとバスのものを「これ!」っと私が選んでしまいました。
ただ、今見たらトイレ付バスの日帰りツアーはいくつかあるし、そういったものをこちらでピックアップして、その中から母に選んでもらった方がよかったかも。
せっかくの久しぶりの旅行だったし。
旅行の食事について
ちなみに丼ものの他に、母が以前ツアーの食事について言ったことを思い出してみると、
・ビュッフェは取りに行くのが大変
・浜焼きとか自分で焼くのは面倒
と言ったこともありました。
さらに、高齢者といっても食事のタイプは人それぞれ。
うちでも母は早食いですが、父は食べる速度が遅くなってます。
父の場合は、バスツアーは食べる速度が回りの人と合わなくて気を遣ってしまいそう。
タイプはそれぞれだけど、基本的には高齢者の旅行の食事は「量がそこそこの、普通の定食風のもの」で、後は本人に聞くのがいいのかな、と思います。
とはいえ「計画してよかった!」
こちらが今回の旅行の記録でした。
ちょっと気になったこともあったけれど、とにかく思ったのは



計画してよかった!
ということ。
母は出発の2日前には美容院に行き、行きの電車に向かうまでも「ホントにツアーは久しぶりね~😊」と楽しそうに言っていました。
ツアー後は、毎朝行っているラジオ体操でも、出かけて来た話を知り合いにしてきたようです。
高齢の親との遠出は、ちょっと不安もあるけれど、それ以上に「行ってよかった」と思える瞬間がたくさんある気がします。
母が笑顔で話している姿を見ると、少しだけ親孝行できた気がして、嬉しくなりました。
これからも、無理のない範囲で、小さな思い出を増やしていけたらいいな、と思います😊
読んでくださってありがとうございます😊
この『50代・ゆるっと実家ライフ』では
親と同居する50代の日常を、
なるべくゆるっと綴っています。
よかったら、またのぞいてみてくださいね。
ではでは、また✨
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