こんにちは。50代、実家で高齢の親と暮らしているマルです。
実家ライフのリアルを、ゆるっとお届けしてます。
世間を騒がす証券口座乗っ取り事件から、怒涛のごとくSBI証券がセキュリティ必須化をおこなったのは今年の4月5月😲
そして高齢の父用に「デバイス認証&スマホの無い中でのFIDO認証」の設定を乗り切り、これで一安心、となった現在😪
ほっとしたのも束の間、自分のSBI証券の口座を確認してみると、あの画面💧

なんか、いやな予感がする…。
今回は、
- SBI証券のデバイス再認証で高齢の父がつまずきそうな操作のポイント
- それを先に見越して私が作ってみた、家族で使える手順ガイド
この2つについて、実際に教えたときの様子と一緒にお話しします。
デバイス認証ではなく、スマホがない場合のFIDO認証について私が設定したことに関しては、こちらの記事をどうぞ


1度登録したのに、SBI証券で「未登録のデバイスです」と表示
SBI証券は、父だけでなく、私も口座を作っています。
自分の口座は、デバイス認証・スマホを使ったFIDO認証をすんなりと終わらせました。
そんなある日、いつも使っているPCから、自分のSBI証券の口座にログインしてみると…。


そこには、「未登録のデバイスです」と表示。
その時は、
あ、デバイス認証切れちゃったんだね。
まぁこういうのっていつの間にか切れちゃってることあるよね。
と思いながら、
- SBI証券から来ているメールを確認
- 書かれている認証コードを選んで右クリックでコピペ
- デバイス認証登録画面にペースト+エンター
この順序で、普通に再登録を済ませました。
その時にはっと気が付いたこと。



これ、父が1人でできるのかな…💦
高齢な父にデバイス認証の再登録はできる?


一見単純に見える「デバイス認証の再登録」の作業。
この中に父に苦手な操作がいくつかあります。
高齢者は2つのアプリを行き来するのが苦手


高齢な父を見ていると、2つのアプリを行き来するのが苦手です。
普通、あるアプリを使い始めると、もう1つ開いていたアプリは背後に隠れます。
何かの拍子にその状態になると、父は、



なんだ、さっきまで使ってたのが消えちゃったぞ!
と慌て出します。
デスクトップ上の、アプリの上下という感覚が難しいんです。
その感覚がないので、普段は1つのアプリを終わらせて、次のアプリに移っているみたい。
例えばブラウザからメーラーに移る際など、両方を開きっぱなしにする人も多いですが、父の場合はブラウザを見た後は、右上の×で閉じて、次にメーラーを開きます。
このことをふまえて、父がSBI証券のデバイス認証をする場合を予想すると…


・ブラウザで「メールを確認」と言われ、ブラウザをいったん閉じてメーラーを開いてしまう可能性
(そして認証番号は入れられず…💦)
が高く、
もしなんかの拍子でいじっているうちに、ブラウザを開いたままメーラーを立ち上げられたとしても、
・なんだ?メールを見ていたら、ブラウザの認証画面が消えたぞ!これじゃあどうしようもないじゃないか!
(本当は背後に回っただけなのにわからない…💦)
となってしまう可能性もあります。
(ちなみにG-mailは、同じブラウザでタブ→タブへ移って行く操作がわかりにくそうなので、使わずにあえてメーラーのアプリを入れています)
マウスやキーボードでのコピペができない


さらに、コピー&ペーストも難しいです。
父は普段コピーペーストは使いません。
マウスは左クリックのみ。



コピペができればいろいろ楽になるとは思うけど…
そもそも右クリックができたとしても、カーソルで「ここからここを選んでコピー」というのは実は細かい作業。
実際やっていることを具体的に書いてみると、
左をクリックしたままマウスを動かす→最後まで文字を選ぶ→左を放す→右クリックしてコピーを選ぶ
実はかなり繊細な動きをしているんです💦
父に教えたデバイス認証の手順(メール確認〜コード入力)
とはいえ、私は平日自宅にいない会社員。
デバイス認証は父自身でできないと、父はネット証券を自由に使えなくなってしまいます。
そのために父に「もし『デバイス認証未登録』の画面が出たらどうする」について、前もって教えておくことにしました。


父の口座のマイページから、デバイス認証の「登録済みデバイス情報」をあえて一旦削除して実践です。
実際には父に6枚のプリントアウトを渡して、それを見ながら説明しています。
そのプリントアウトを、今回父が実際に試す様子を確認してから、ブログ用に再編集したものが下のボタンからダウンロードできるPDF。「SBI証券のデバイス再認証に困った高齢の親のために作ったガイド」です。
ご家族で使う場合などは自由ですが、もし施設などで使いたい場合はお問い合わせからご連絡ください。
※このガイドは2025年5月19日時点の情報です。
作成時点の情報に基づいていますが、システム変更等により、内容が変更される可能性があります。
※こちらのPDFは、個人・家族間での利用は自由ですが、WEB上での再配布は禁止します。施設や講習会での配布など、商用でのご利用を希望される場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
1.デバイス認証画面を開いたまま、メーラーを開く
まずはブラウザを立ち上げたままで、メーラーを開く方法。
右上の「最小化」を使う方法も考えたけれど、ここはクリックする場所が小さめで狙いが定めにくいかも…💦
なので画面下にある「タスクバー」のブラウザのアイコンを使う方法にしました。


SBI証券にログインして、先ほどの「デバイス認証―デバイス登録をしてください」の画面がもし出たら、「一番下」にあるタスクバーの「インターネットブラウザのアイコン」(我が家の場合はクローム)を1回クリックと父に説明します。
ここで「一番下」に反応したのか、サイドバーのカーソルを下げて、「ブラウザの一番下」を探そうとする父。
うーん、なるほど。タスクバーはPCの「画面の一番下」にある、横一列のバー、っていう説明をしっかりしないといけないかも。
そして画面が一瞬で切り替わると予想通り、



お、画面が消えたぞ
一瞬で元の画面は見えなくなるけれど、大丈夫、との説明も付け加えます。
そして、普段と同じようにメールを立ち上げてみて、と言って、メーラーを立ち上げてもらいました。
2.メーラーでSBI証券のメールを確認


メーラーの受信トレイを見ると、数分前に届いたばかりの「デバイス認証コードのお知らせ」メールが見つかりました。
そのメールを開き、5文字の認証コードを紙に控えてもらいます。



コピペをするのは苦手そうなので、始めから手書きにしました
3.デバイス認証画面に戻り、認証コードを入力する


次にメーラーからデバイス認証画面に戻ります。
タスクバーからもう一度インターネットブラウザのマーク(我が家はクローム)を1回クリックしてもらいます。
父はやっぱり、一瞬で元の画面に戻ったことに、少し驚いた様子。


認証コードの横の入力部分を、1回クリックしてから、先ほど控えた5文字を入れてエンターです。



これで少し経つと、SBI証券のログイン後TOP画面に移動します
これで、私がいないときでもデバイス認証できればいいけれど…。まぁ何度かやってもらうことで、覚えてもらうしかないです。
👉数字の0(ゼロ)、英語のO(オー)に注意
今回は、認証コードを父に手書きでメモしてもらいました。
そこで気づいたのが、「0(ゼロ)」と「O(オー)」の見分けにくさ。
見た目がほぼ同じなので、入力しても通らない…なんてことが実際に起きました。
一文字だけ変えてもう一度試したら、あっさり通ったので、似たような場面に出会ったらぜひ思い出してみてください💡
“ちょっと先回り”の説明で安心感を
今回は、SBI証券のデバイス認証の再設定を、高齢の父が一人でも対応できるように工夫した話をお届けしました。
デジタルの世界では、ちょっとした画面の切り替えや操作の順番が、大きなハードルになることも。でも、先回りしてポイントを伝えておくことで、本人の不安や混乱を少しでも減らせるのかな、と感じました。



教えておけば自分もラクになる!
誰かの「困った!」が少しでも減るように、この記事が参考になればうれしいです😃
読んでくださってありがとうございます😊
この『50代・ゆるっと実家ライフ』では
親と同居する50代の日常を、
なるべくゆるっと綴っています。
よかったら、またのぞいてみてくださいね。
ではでは、また✨
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