こんにちは。50代、実家で高齢の親と暮らしているマルです。
実家ライフのリアルを、ゆるっとお届けしてます。
高齢になると新しい技術に疎くなりがち。
そして何かあった場合、親から実家ぐらしの子供への、

よくわからん、お前に任せる
の熱い目線、待った無し!



ここは私がなんとかするしかない…💧
今回はSBI証券のFIDO(Fast IDentity Online・スマホ認証)必須化(2025年5月31日開始)に伴って、スマートフォンを持たない父の証券口座に、私がとった対応についてお話します。
SBI証券は5/31より多要素認証(デバイス認証・FIDO認証)を必須化
すぐに対応方法を知りたい方は、こちらのリンクからどうぞ。
『SBI証券のお問い合わせフォームより連絡』の項目に移動します。


4月末、我が家に激震が!
それは、SBI証券のトップページの通知から始まりました。
5/31より原則必須化・デバイス認証とFIDO(スマホ認証)を設定してください。
デバイス認証 ・FIDO(スマホ認証)が何かをざっくりと説明すると…。
デバイス認証…いつも使うパソコンやスマホを登録することで、それ以外の端末からのログインを制限する仕組み
FIDO(スマホ認証)…スマホの生体認証(指紋や顔認証)やパスコードを使ってログインする仕組み
なので、「デバイス認証」は使用する端末を制限するセキュリティ、「FIDO(スマホ認証)」は本人確認を強化するセキュリティということになります。
今回困ったのがこの2つのセキュリティが「共に原則必須化」になったということ。
デバイス認証についてはいつも使う父のPCで、すでに設定しています。
けれど問題はFIDO(スマホ認証)。
FIDO(スマホ認証)はスマホがないと設定できません。
さらに今回のSBI証券の場合は、1アカウントにつき1つのスマホが必要。
そうなると同じくSBI証券で口座を持っている、私のスマホで代わりに対応することもできなくなります。
FIDO(スマホ認証)できないのに、それが原則必須化??


つまり…



SBI証券で取引することができなくなるかも?
そんな私の焦りに対して、とりあえず父は、



今まで通り取引できるようにしてくれれば問題ないぞ
「いざとなったらSBI証券から引きあげよう」
とあまり気にしてない感じ。
ここはやっぱり私が対応しないといけません😅
PCだけの取引の場合、FIDO(スマホ認証)は必要?
そもそもPCのみで取引する人に、FIDO(スマホ認証)が必要かどうかですが…。



PCのみの取引でも、FIDO(スマホ認証)は必要です。
例えば父の場合を家で例えると、PCでの取引が正面玄関。
そちらには「アカウント名+パスワード」という扉に加えて、「デバイス認証」という鍵がかかってます。
仮に「アカウント名+パスワード」が突破されたとしても、デバイス認証が口座への侵入を防いでくれます。


だけどこの家には父が気づかない裏口があります。それは「スマホアプリ経由のアクセス」という裏口。
この裏口は「デバイス認証」の対象外。
なので扉となる「アカウント名+パスワード」が漏れてしまったら、すぐに口座に侵入されてしまいます。


犯罪者はデバイス認証により正面玄関(PC)からは入れません。
けれどもし「FIDO(スマホ認証)」を設定していなかったら…


漏洩した「アカウント名+パスワード」+「SBI証券の取引アプリ」で、犯罪者が父の口座の裏口(アプリ経由口)から入り込むことができてしまうわけです。
新しいスマホを買うべき?





やっぱりFIDO(スマホ認証)はしなくちゃならない…
そこでまず考えたのがFIDO(スマホ認証)用に新しくスマホを用意する、ということ。
通話はしなくても、SMS用のSIMにしなくちゃだめかな、それだと1年間で1万円ぐらいかかるな、しかも今までスマホを使った事がない父が、SBI証券のログインだけとはいえ、新しくスマホを買って使えるかどうか…(※)
など考えながらいろいろと調べていた所、いい情報を発見しました✨
※の部分は、この時点での私の頭の中です。
これについては考え方に間違いがあったため、記事の最後で捕捉しています。
SBI証券のお問い合わせフォームより連絡
その情報とは…
こちらは、ある投資系のYoutubeのコメント欄で見つけたことです。
要旨をまとめると、
SBI証券のお問い合わせフォームから、
「アプリは使わずにPCだけで取引します。なのでアプリで取引をできないようにしてください」
と連絡したら、SBI証券が「アプリからのログイン停止」の設定をしてくれたので、FIDO(スマホ認証)をしなくても問題なくなった。
とのこと。
スマホを買うか迷っていた私にとって、これは朗報。



この方法なら父には簡単・家計にも負担を掛けない!
先ほどの家の例でいうと、FIDO(スマホ認証)は裏口にも鍵を掛けるかどうかという話。
これに対して、お問い合わせフォームで「アプリでの取引停止」をすることは、裏口の扉事態を無くしてしまうということ。


セキュリティ的にはこちらの方が上です。
さらに、乗っ取りの場合は外国株を買われることが多いので、日本株しか取り引きがない父の口座は、外国株の取引停止もしてもらうことに。


5/5、ログイン後に行ける父の口座のお問い合わせフォームから次の連絡を入れました。
FIDO(スマホ認証)に伴う スマホアプリ利用・外国株購入制限のお願い
いつもお世話になっております。
こちらの口座の所有者の〇〇〇〇です。
この度、5月31日よりFIDO(スマホ認証)が必須となるとのことですが、私は高齢のためスマートフォンを所有しておらず、今後もSBI証券のアプリを利用して取引を行う予定はございません。
また、外国株を購入する予定もございません。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、私の口座において
・すべてのスマホアプリの使用を不可
・外国株の購入を不可
にしていただくことは可能でしょうか。
そして、こちらがもし可能である場合、今後もデバイス認証のみで取引を継続することはできますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますようお願い申し上げます。
こちらは今は返事待ちですが、私の読んだコメントが正しければ、FIDO(スマホ認証)をしなくても取引が継続できるように対応してくれると思います🙂
📝今後、SBI証券からの正式な回答が届き次第、この記事に追記予定です。
→2025/5/10追記
現在まだ、SBI証券様からの回答は無しです。このまま待ちます😪
お時間のある人は平日にお問い合わせページの「相談内容を選択して電話をかける」を選んで、4ケタの番号を貰ってから電話する方法もあるようです。(それでも30分ぐらいは待つそう)
対応が発見できたから良かったけれど…
以上が、SBI証券のFIDO(スマホ認証)必須化(2025年5月31日開始)で、スマホを持たない父の口座に私がとった対応です。
今日(2025年5月5日)現在、SBI証券のよくあるご質問では
主にWebブラウザで取引している場合も、FIDO認証を推奨している
というページはありますが、今回のように、「アプリの使用や取引の制限をお願いする方法」はまだSBI証券のWEBには載っていないようです。
(参考・SBI証券FAQのページへのリンク:主にPCやスマホのWebブラウザで取引しています。アプリは利用していないのでFIDO認証は不要でしょうか?)
SBI証券さんも、いきなりの乗っ取り騒ぎからの対応で大変とは思いますが、まだまだ高齢者人口が多いと思われる株の取引き。
「スマホがない場合」など、予想されることについてのアナウンスはして欲しい、と思いました。



高齢者とその娘に気づかいを…💧
それと、いくら裏口をふさいでも、表口のセキュリティを意識する事は大事。
・PCがマルウェア感染しないように管理(OS更新など)
・ID・パスワード漏洩しないように注意
このようなことには続けて注意が必要です。
捕捉・FIDO(スマホ認証)にSIMは必要なし
ところで先ほど、「FIDO(スマホ認証)」のためにスマホを買うかどうか悩んでいたときに私は、
通話はしなくても、SMS用のSIMにしなくちゃだめかな、それだと1年間で1万円ぐらいかかる…
と考えていましたが、これは間違いだったみたい。
「SMS認証」に慣れ過ぎていて、すべての認証には「SMS用SIM」または「通話用SIM」が必要かと思っていましたが、FIDO(スマホ認証)にSIMは必要ないみたいです。
つまりWi-fiだけで設定できます😊
私のAndroidのバージョンが8の古いスマホ(SIMなし・Wi-fiのみ・FIDO認証に対応している機種)で試してみたのですが、FIDO(スマホ認証)の設定はできました!
今回はこの方法は使いませんでしたが、捕捉まで…。
読んでくださってありがとうございます😊
この『50代・ゆるっと実家ライフ』では
親と同居する50代の日常を、
なるべくゆるっと綴っています。
よかったら、またのぞいてみてくださいね。
ではでは、また✨
お問い合わせメッセージからの「スマホアプリ利用・外国株購入制限のお願い」によるFIDO(スマホ認証)の免除については、現時点ではこの方法が可能と思われますが、今後SBI証券の対応が変更になる可能性もあります。ご了承ください。
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